大手トヨタディーラーの年収って気にならない!?
初めまして。トヨタのディーラーで働いてます。今回は、意外に稼げる?
かもしれないトヨタのディーラーの年収や裏事情なんかをさらけようと思います。
私自身現役なので悪口はあまり言えませんが。笑
- ①そもそも給料どれくらいなの!?
- ②<例> 34歳男性の給料(ランキング10位)
- ③損益分岐点とはなに!
- ④なら、車一台売って利益はいくら!?
- ⑤カーディーラーの営業マンの大変なこと
- ⑥最後に店長の年収は驚きです。
①そもそも給料どれくらいなの!?
まず、結論から言いますと給料は低くはないです。ただ、私が暮らしているのは地方なので……。
おそらく、今の日本の年収平均は450万円ほどだったと思います。
トヨタのディーラーは平均して550万円ほどです。
※ただし!!!車屋さんは完全に歩合制になってます。だから、仕事ができないと
年収300万円ほどにまで下がります。
ディーラーの主な給料は基本給、残業手当、家族手当、車両手当、マージンです。
②<例> 34歳男性の給料(ランキング10位)
基本給230,000円+残業手当30,000円+家族手当5,000円+車両手当5,000円+マージン100,000円=370,000円
27歳底辺の営業マン
基本給187,000円+残業手当30,000円+車両手当5,000円+マージン35,000円=230,000円
という感じです。
前者の方は平均月5〜6台は売り上げを上げています。
ここで、一番勘違いされるのが一台売ればいくら貰えるのか。ということです。
実は、損益分岐点というのが設定されています。
③損益分岐点とはなに!
○損益分岐点とは個人が会社にいくら利益をもたらしているかということです。
<例>固定費100,000円−利益70,000円=赤字の30,000円
これだと、不利益しかもたらしていません。なので、固定費を上回る必要があります。
お店によって異なりますが、大体一人当たり3,000,000円が損益分岐点です。
これを、超えなければマージンはほとんど!出ません。
④なら、車一台売って利益はいくら!?
※ヴィッツ2,000,000円で売ったから利益1,500,000円なんては思わないでください。
大体、ヴィッツクラスで一台あたりの利益が150,000円あればかなりいい方です。
一ヶ月、ヴィッツ10台売ったとしても利益は1,500,000円です。
これでは、3,000,000円の損益分岐点に到底届きません。
なので、残りの1,200,000円ほどはサービス粗利いわゆる(車検)などで稼がなければいけません。これもかなり大変です。
ただ、キャリアを積めば常連客が450人ほどはできますのでサービス粗利150万円は案外簡単に達成できます。
あとは、割賦手数料、保険契約料。これらを合わして3,000,000円にしなければいけません。12ヶ月です。
それで、やっとこさマージンが全額支給されます。
※損益分岐点を越えてなければマージンは半額分ほど。
⑤カーディーラーの営業マンの大変なこと
車だけを売っておけばいいと思われがちですが、定期的にお客さんにあえてなければ訪問。
点検取れなければ、電話。
これの繰り返しをして月収370,000円ほどです。
※ボーナスは基本給のヶ月がけなのでかなり低いです。
年に二回支給で3ヶ月ほどです。
370,000円×12ヶ月+ボーナス650,000円ほど。
総支給年収5,000,000円です。
さぁ、どうでしょう。労働には見合ってませんよね?
⑥最後に店長の年収は驚きです。
ただし、店長クラスになると年収9,000,000円ほどはあります。
トップセールスの一位で、6,500,000円です。
ちなみに、一位になるには一年間で粗利を6,000万円出さなければいけません。
かなり厳しい世界です。